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2022.02.25
「ふくえらびtips」は、服選びやコーディネート作りにつながる「tips(ティップス/コツ、ヒント、小技)」を専門家が紹介する連載コラム記事です。
今回は「ソフトラムレザーシャツ」をフィーチャー。
個人的に感じている魅力も紹介しますので、気になったら完売前に確保しましょう!
〈semanticdesign(セマンティックデザイン)〉で人気の高いアイテムのひとつが「レザーアウター」です。
昨年はとくに、完全受注生産のライダース型レザージャケットが人気を集めました。
そして今回は、シャツタイプのレザーアウターが登場。
100着の限定生産で完売必至のアイテムですが、「タカキュー オンラインショップ」限定で先行予約販売がスタートしているので、ほしい人は早めに手に入れるのがおすすめです。
ちなみに、店舗での販売は3月上旬予定。
気になる人はすぐにでも詳細をチェックして買うかどうかをジャッジしましょう!
今回のレザーアウターの正式名称は「ソフトラムレザーシャツ」。
その名の通り、生後1年未満の子羊から採れる「ラムレザー」を使っているのが大きなポイントです。
毛穴が小さくキメも細かいので、しっとりしてソフトなタッチ。
肌に吸い付くような触感で、保温性にも優れているのが魅力です。
着込めば着込むほど体になじみ、エイジングも楽しめるのは本革だからこそ。
ラムレザーは数が少なく、高価な部類の革になります。
当然、ラムレザーを使ったアウターも値段は高くなりがち。
主流は5万円〜20万円くらいで、それ以上の価格でも珍しくありません。
そんなラムレザー製のシャツジャケットが3万円台で手に入り、会員なら3万円を切る値段なのはかなりお得。
もちろん、価格以外の魅力もいろいろとあります。
「ソフトラムレザーシャツ」はそもそも、シャツがベースです。
いつも着ているネルシャツやボタンダウンシャツのように、Tシャツやカットソーなどの上に重ねるだけでコーディネートが成立します。
また、比較的シンプルなデザインなのに加え、カラバリはブラックのみ。
何気なくはおるだけで高級感、クールな印象、大人っぽさなどが演出できます。
シンプルではあるものの地味すぎないバランスも絶妙。
両胸のフラップ付きパッチポケットに加え、そのポケットや前立てに使われたメタルボタンがさり気ないアクセントとして効いています。
さらに、シルエットも大きな特徴。
体に沿うようなやや細身のフォルムを追求しています。
着膨れすることなくスッキリと着こなすことができ、コート類などのインナーとしても使いやすい仕上がりです。
ジャストサイズを選んでも、本革なので適度に収縮し、窮屈に感じづらいのもポイント。
裾の両サイドにスリットを入れることで、腰周りの可動性も確保しています。
今っぽいリラックス感を演出したいなら、オーバーサイズを選んでもOK。
大きめのサイズでもダラしなく見えず、大人っぽいコーディネートに仕上がります。
シャツとして有用なディテールをいくつか挙げましたが、それだけではなく、アウターとして使えるディテールも盛り込まれています。
「ソフトラムレザーシャツ」がアウターとして着回しやすいのは、総裏仕様を採用しているから。
どんな素材のインナーを着ても袖が通しやすいので便利です。
また、裏地があることで保温性や耐久性も高まっています。
脇の切り替えに沿って配置したスラッシュポケットもアウターとして使いやすいポイント。
使っていないときポケットが目立たず、シンプルなデザインを邪魔しません。
それでいて、必要なときにはスマホや財布などの小物が収納できる利便性をプラス。
手を入れてハンドウォーマーのように活用することもできます。
ポケットが潜んでいる切り替えはそもそも、美麗なシルエットの実現に貢献しています。
真横だけでなく、その前後にも切り替えを入れたパターンワークにより、立体的でダボつきのないフォルムに仕上げているのです。
追加された前後の切り替えはそれぞれ、フロントやバックから見える位置にあります。
そのため、ボディの脇に斜めのラインが入り、身幅の両サイドが削られたような印象に。
それが着痩せ効果につながると個人的には考えています。
もちろん、黒はいわゆる収縮色でもあるため、その意味での着痩せ効果も期待できます。
いずれにしても、限定生産アイテムの「ソフトラムレザーシャツ」にはさまざまな魅力が詰まっています。
この記事を読んだ時点で完売してしまっていたら謝るしかありませんが、まだ購入できるなら早めに確保しておくのが賢明です!