ふくえらびtips vol.27

ふくえらびtips

27

2022.02.18

「フレッシャーズスーツ」の選び方と、合わせるべき必須アイテム

「ふくえらびtips」は、服選びやコーディネート作りにつながる「tips(ティップス/コツ、ヒント、小技)」を専門家が紹介する連載コラム記事です。
今回は「フレッシャーズスーツ」について。
何から揃えるべきか、わかりやすく解説します!

構成&テキスト:平 格彦(AllAbout「メンズファッション」ガイド/編集者/ライター)https://note.com/masahikotaira
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そもそも「フレッシャーズスーツ」とは? 「リクルートスーツ」とは何が違うのか

フレッシャーズスーツやリクルートスーツは一緒にまとめて紹介されることもあるため、混同している人も少なくないようですが、役割が違うのでしっかり区別しておきましょう。
それぞれ簡潔に解説します。

まず「リクルートスーツ」とは、文字通り「就職活動のためのスーツ」です。
最近は、略式の冠婚葬祭用スーツとしても使い回せるブラックのスーツが主流となっています。
また、面接の際などに服装でマイナスの印象を与えることがないよう、無難なコーディネートにまとめるのが原則です。

そして「フレッシャーズスーツ」とは、「新社会人のためのスーツ」。
こちらもネーミングの通りですが、就活用ではなく、仕事をするための「ビジネススーツ」の一種という点がポイントです。
ビジネススーツのなかでも新社会人に適しているのが「フレッシャーズスーツ」なので、新人らしい謙虚な姿勢や、若者らしいフレッシュな爽やかさを演出するのがベターです。

ちなみに、「ファーストスーツ」といった言い回しを見ることもありますが、これは本来、用途やシーンに関わらず「最初に手に入れるスーツ」という意味です。
ただし、「社会人として最初に用意するビジネススーツ」といった意味合いで使わることもあります。
その場合は「フレッシャーズスーツ」に近い意味になり、選ぶ際のポイントも一緒になります。


フレッシャーズスーツを選ぶ際のポイントは、「正統派」のディテールと「爽やか」なカラー

定義がわかったところで、次は選び方のポイントを解説します。

フレッシャーズスーツは新社会人が着るスーツです。
そのため、若輩者として、謙虚な姿勢を示すことが重要です。
慣れていないからこそスーツスタイルがどれも同じに見え、個性をプラスしたくなる気持ちもわかりますが、いきなり自己流で着こなすのはかなりリスキー。
生意気な印象を与えかねません。

「ビジネススーツ」は、社会人としての良識をわきまえていることを服装で伝えるのも大事な役割。
とくに社会人としての経験が乏しい間は、スーツを常識的にキチンと着こなすことで信頼を得ることも大切です。

そうした理由から、フレッシャーズスーツとして選ぶべきなのは、王道的な正統派スーツ。
ジャケットは2つボタン、スラックスの裾はシングルを選ぶようにしましょう。
カラーはグレーでも問題はありませんが、イチ押しは「ネイビー」です。


リクルートスーツとしてはブラックを選ぶ人が多いのですが、黒は本来フォーマルなカラー。
最近はビジネスシーンでも許容されていますが、ビジネススーツの定番カラーはあくまでネイビーかグレーです。
そのなかでもネイビーを選ぶべき理由は、新社会人の大きな魅力であるフレッシュな印象が演出できるから。
ネイビーのスーツを着こなし、爽やかさや清潔感を打ち出すのが理想的です。

正統派のスーツスタイルを目指すべきなので、ネイビーのなかでも無地を選ぶのが原則です。
少し変化がほしい場合は、定番柄のなかでも品が良いストライプ柄か、生地の織りで柄を描いたシャドーストライプを選ぶのがおすすめ。
シンプルで控えめな柄を選べば、華美なムードや生意気な印象は避けることができます。


フレッシャーズスーツに合わせるべき「オーセンティックなアイテム」

フレッシャーのスーツは正統派であるべき。
そして、オーセンティックなスーツスタイルを完成させるためには、合わせるアイテムも正統派である必要があります。

「シャツ」の襟はレギュラーカラーかセミワイドカラー。
色は定番のホワイトかサックスブルーから揃えるようにしましょう。

「ネクタイ」は王道のレジメンタルストライプかシンプルな無地。
少し華やかなドット柄もおすすめです。
他の定番柄を選んでも問題はありませんが、あまりにもクラシックなムードの色柄は避け、フレッシュな雰囲気を意識するのがおすすめです。

「革靴」の正統派は、内羽根式(バルモラル)のストレートチップ。
革靴のなかでもフォーマル度が高いデザインです。
また、カラーはブラックから揃えるのがベター。
黒を選んでおけば、ビジネスシーンだけでなくフォーマルなシーンでも使うことができます。


さらに、革靴はスーツとトーン(明るさ)を合わせるのがセオリー。
ダークなネイビーのスーツにはブラックの革靴を合わせるのが原則です。

ついでに補足すると、革靴と他の小物類は色や質感を合わせるのが基本。
シューズが黒革なので、ベルトやブリーフケースも必然的にブラックのレザーになります。
そうすることで全体的に統一感が生まれ、よりエレガントなスーツスタイルに仕上がります。

スーツスタイルのルールを把握して実践するだけで、自ずときちんとしたコーディネートにまとまります。
また、基本をしっかり理解してこそ、少し外したりヒネったりして個性を加えることも可能になります。
新社会人に限らず、スーツに慣れるまでは基本ルールを遵守することを心掛けてみてください。

今回は触れませんでしたが、スーツをキチンと着こなすためにはサイズ選びもかなり重要。
下記の特集ページで詳しく解説していますので、確認しながらスーツを選んでみてください!


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