ふくえらびtips vol.29

ふくえらびtips

29

2022.03.19

「ビジネスシューズ」で揃えておきたいのは、デキる人に見られる3+2タイプ

「ふくえらびtips」は、服選びやコーディネート作りにつながる「tips(ティップス/コツ、ヒント、小技)」を専門家が紹介する連載コラム記事です。
今回は「ビジネスシューズ」について解説。
仕事がデキるビジネスマンに見えるシューズを紹介します!

構成&テキスト:平 格彦(AllAbout「メンズファッション」ガイド/編集者/ライター)https://note.com/masahikotaira
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ビジネスシーンこそ靴は重要。だからこそ、端正な正統派は必需品!

スーツに象徴される品位あるビジネススタイルの仕上げは「足元」。
せっかくのスーツスタイルも、足元がおろそかになっていると品格が損なわれてしまいます。
つまり、スーツやそれに近いコーディネートを着こなすためには品位の高い靴を揃えておくことが不可欠です。

革靴のなかでもフォーマル度が高い「内羽根式のストレートチップシューズ」なら、フォーマルなスタイルや冠婚葬祭用のコーディネートでも流用が可能。
ビジネスからフォーマルまで使えるとなれば、大人の男性にとっては必需品です。


念のためディテールについても解説しておくと、シューレースを通す穴のあるパーツがアッパーより内側にある仕様が「内羽根」。
他の仕様より品位のあるデザインとされています。
また、つま先を横断する切り替えが「ストレートチップ」。
装飾的な要素が少なくシンプルな印象で、品格があってオールマイティに使えます。

内羽根式のストレートチップシューズのなかでもとくにおすすめなのが、〈around the shoes(アラウンドザシューズ)〉の「内羽根ストレートチップ ドレスシューズ」です。
オーセンティックな仕様で端正なルックスですが、実は着脱が簡単。
履き口のスリットとゴム素材のシューレースにより、手間を掛けずに履いたり脱いだりすることができます。

また、スタイリッシュなフォルムもエレガント。
薄めのソールも上品なイメージを感じさせます。
仕事がデキそうな印象を演出するには、ボリュームを感じさせないこうしたディテールも重要。
知性を感じさせるスマートなシューズを選ぶようにしましょう。


変化がほしいときにおすすめ。少し華やかな要素を備えた2タイプ

シンプルでフォーマル度の高い「内羽根式ストレートチップ」に対し、少し装飾的な要素が加わっているのが、これから紹介する2タイプです。

ひとつは「ブローグシューズ」。
「ブローグ」とは「穴飾り」のことで、ブローグを施す場所によって名称が変わります。
さらに、ブローグを施したパーツの数、ウイングチップやギンピング(切り返しの端のギザギザ)との組み合わせなどによって「フルブローグ」、「セミブローグ」、「クォーターブローグ」などと靴の呼び名も変わります。

細かいところまで把握する必要はありませんが、「フルブローグ」はもっとも装飾性が高く、カントリーテイストが少し強くなります。
反対に、「クォーターブローグ」は少し華やかな程度で、ビジネススタイルにも合わせやすいデザインです。
ということで、揃えておきたい靴としておすすめしたいのは「クォーターブローグ」です。

例えば〈TAKA-Q(タカキュー)〉と〈Orobianco(オロビアンコ)〉とのコラボで誕生した「クォーターブローグ ドレスシューズ」はバランスが秀逸。
さり気なく足元に華やかさを加味することができます。
イタリアの国旗をイメージした配色を裏地に採用するなど、見えない場所まで凝っていておしゃれです


「ダブルモンク」も少し装飾的なタイプのシューズです。
特徴は「モンクストラップ」。
「モンク(修道僧)」が考案したと言われるバックル式のワイドなストラップを使っています。
そのストラップを留めるバックルが1つなら「シングルモンク」、2つなら「ダブルモンク」。
バックル部分の金具が華やかな印象を放つのがポイントで、ダブルモンクはより華のあるデザインとなります。

〈around the shoes(アラウンドザシューズ)〉の「ダブルモンクストラップシューズ」は、フォルムが流麗でエレガントな佇まい。
バックルの存在感も強すぎず、スーツスタイルにも難なくなじみます。

知的なビジネスシューズとしては、ここまで紹介した「内羽根ストレートチップ」「クオーターブローグ」「ダブルモンク」の3タイプがおすすめです。
「内羽根ストレートチップ」だけはフォーマル度の高いブラックがマスト。
必需品を揃えてから、普段のコーディネートにマッチするブラウンなども選んでみてください


今どきなビジネススタイルで重宝。適度にカジュアルな2タイプ

ビジネススタイルのさり気ないハズしとして、少しカジュアルなシューズを活用するのもおしゃれです。
例えば、シンプルで品のあるブーツはビジネスシーンでも着用できます。

〈ANDREA FERRI(アンドレア フェリ)〉の「ジョッパーブーツ」はまさしくエレガント。
スリムなフォルムが品格を感じさせます。
装飾的な要素が足首のストラップしかなく、履きこなしやすいのも魅力。
ブーツ初心者でも違和感なく使えます。

ジョッパーブーツ以外にも、サイドゴアブーツやチャッカブーツなどはシンプルでビジネス向き。
ただし、ブーツというだけで少しカジュアルな印象にはなるので、まずは少し着崩したビジネススタイルで使ってみるのがおすすめです。
慣れるまではスーツのハズしではなく、ジャケパンスタイルやさらにカジュアルなコーディネートに合わせてみてください。


いわゆる「ローファー」も少しカジュアルな革靴です。
とくに、つま先やソールの厚さがあるタイプはアメリカントラッドなカジュアル感が強め。
薄めでスタイリッシュなイタリアンなローファーがビジネス向きです。

象徴的なのは〈RAFFAELE dAMELIO(ラファエレダメリオ)〉の「オパンケ ローファー」。
細身のフォルムに加え、土踏まず部分のソールを引き上げてアッパーに縫い付ける「オパンケ製法」により、いっそうスリムな印象に仕上がっています。

ローファーは上品な靴だと勘違いしている人も少なくないのですが、革靴のなかでもカジュアルなデザイン。
その点を意識して履きこなすようにしましょう。

どんな靴を合わせて良いか迷ったときは、より上品な革靴を合わせておくと、ビジネスシーンで損することはありません。
どうせなら「デキる人」に見られる靴を選び、足元も仕事に貢献してもらいましょう。


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